スカイホップバスマーケティングジャパン株式会社 様

観光バス利用者が1.4倍に!デジタルマップをフル活用して、インバウンド対策と沿線エリアの観光周遊を促進


「スカイホップバスマーケティングジャパン株式会社」は、東京では「日の丸自動車興業株式会社」、京都では「明星観光バス株式会社」が運行する乗り降り自由な観光路線バス「スカイホップバス」の販促やマーケティングを担当しています。この度プラチナマップを導入いただいた背景について、お話を伺いました。


プラチナマップの導入に至った背景

-プラチナマップ導入背景について、教えていただけますか?

お客様がスカイホップバスの利用を検討する際、また実際に利用する際に、バス停の場所やバスの現在地がわからないという課題があったなかで、それが解決できる「プラチナマップ」のことを知り、パンデミック前から導入を検討していました。
利用者を増やすにあたって、乗り降り自由なスカイホップバスは、バス停で降りた先にどのような観光コンテンツがあるのかという情報を提供することが求められます。ただ、紙のマップでは掲載できる施設が限られてしまうことや、その施設の料金や定休日・営業時間など、頻繁に変わるかもしれないため、きめ細かい情報を事前に提供するのが難しいという課題がありました。 旅行という限られた時間を有意義に使っていただくため、バス停周辺の観光スポットの詳細情報をわかりやすく提供することにより、お客様利便性の向上を目指して、プラチナマップを導入することになりました。2022年2月にまず京都で、その後東京でも導入をしました。

Skyhopbus Kyotoデジタルマップ画面([左]PC /[右]スマートフォン)
Skyhopbus Kyotoデジタルマップ画面([左]PC /[右]スマートフォン)
Skyhopbus Tokyoデジタルマップ画面([左]PC /[右]スマートフォン)
Skyhopbus Tokyoデジタルマップ画面([左]PC /[右]スマートフォン)

-なぜ、プラチナマップをお選び頂けたのでしょうか?

バス停の位置・混雑状況を表示できるシステムは他にはなく、またデジタルスタンプラリー機能も備えていることから、プラチナマップを選びました。

-プラチナマップ導入に関する施策はどのようなものだったのでしょうか?

ポイントは3つです。まず1つ目は、バス停の位置と運行ルートをデジタルマップへ表示し、運行ルートを選択するとそのコース上にある観光スポットがわかるようにしました。それにより、どのコースのバスに乗るとどのような観光体験ができるのかをイメージしやすくなりました。2つ目は、運行中の各バスが「今どこを走っているのか」の位置情報と、どの程度の混雑状況かをわかるようにすることで、バスが渋滞などで時刻表通りに運行できていないときでもお客様が待ち時間を有意義に使えるようになりました。3つ目は、バスの利用者を増やすために、観光スポットや飲食店などの情報を豊富に掲載し、さらに沿線事業者様側でもスカイホップバスを紹介していただけるよう、パンフレットや紹介カードの掲出をお願いしました。

紹介カード
紹介カード

-全体の観光バス事業推進施策の中で、デジタルマップの役割としてどのようなものを期待されていますでしょうか?

お客様がデジタルマップを活用し、沿線の店舗や観光地の利用者が増えて、地域経済全体がより活性化し、Win-Winの関係になることを期待しています。

導入後に生まれた効果

-プラチナマップ導入後、どのような効果が出ていますか?

4月は単月で昨年4月の1.4倍となる約1万人のお客様にご乗車いただきました。バスの混雑状況などもわかるので、混んでいるときは余裕をもってバス停に向かうなど、お客様も行動計画が立てやすく、ストレスなく観光を楽しむのに役立っている、というお声をいただいています。 デジタルマップの告知方法としては、デジタルマップにアクセスできるQRコードを掲載したパンフレットや紹介カードをホテルや観光案内所など関係機関の皆さまからお客様へ配布していただいています。その効果もあり、デジタルマップのPV数も東京と京都の合計で月間約11万PVとなりました。スカイホップバス、デジタルマップともに認知度が上がっていると感じています。 スカイホップバスの約80%がインバウンドのお客様のため必然的に海外からのPVが多くなっており、大変好評をいただいています。

パンフレット英語版
英語版パンフレット

-ダッシュボードで表示されるデータはどのように活用されていますでしょうか?

ダッシュボードから閲覧できる検索ワードランキングでは、お客様に人気のエリアやスポットなどが具体的にわかるので、今後のイベント企画などに役立てていきたいと考えています。

-組織内外からの評価・評判はいかがでしょうか?

コールセンターのスタッフからは、お客様からのお問い合わせの際にバスの現在地がわかるためご案内がしやすくなった、というフィードバックをもらっています。

プラチナマップの活用で今後目指していきたいこと

-今後デジタルマップソリューションの活用を通して取り組んでいきたいと考えていることはございますか?

お客様がより効率的に周遊でき、沿線事業者様側も業務効率化や来訪者増加につなげられるよう、観光施設様のチケット購入までの仕組みを作りたいと考えています。その他、デジタルマップで新たな観光体験を提供できるような仕組みを検討しています。

スカイホップバスマーケティングジャパン ピョー様・山村様
スカイホップバスマーケティングジャパン ピョー様・山村様

-これまでの取り組みを振り返って感じていることをお教えください。

これまでは自社目線でお客様の利便性向上を目指して運用してきましたが、今後は掲載していただいている沿線事業者の皆さまにもメリットが出るようにデジタルマップの活用を進めていきたいです。パンフレットの掲出を通じてご協力いただいているパートナーの皆さまへ恩返しができるよう、そして沿線地域がさらに盛り上がるような企画をおこなっていきたいと考えています。

ありがとうございました。